熱中症に並んで危険が潜んでいる「ハチ刺され」
猛暑の今年は、スズメバチなどの危険なハチに異変が!
なんと、連日の暑さのためにハチの活動が活発化!
ハチが激増して、巨大な巣があちこちで作られているのだそうです。
しかも、一見してわかりづらいところに巣を作っているため、気づかずに近づくと一斉に襲ってくる危険が!
一度に多数のハチに襲われて死者がでる例もあります。
たかがハチ、となめているととんでもない事故に遭うおそれだってあるんです。
足場職人はハチの巣との遭遇率も高め。特性と対策を知って事故防止に努めましょう。
スズメバチの中でも特に危険なハチと巣の特徴
スズメバチ、とまとめて呼ばれているけれど、実際は何種類かの種類があって、事故に遭いやすいものと、そうでもないものがあるんだそうです。
危険度の高いスズメバチと、遭遇度が高いハチの特徴を知っておきましょう。
キイロスズメバチ
外壁塗装でおなじみの住宅やビルのひさしの下や、空き家の屋根裏などは、スズメバチおなじみの営巣場所。
下見でお隣のひさし下にでっかい巣を見つけて、ぎょっとさせられるのがこの種類です。
スズメバチの中でも巨大な巣を作り、一つの巣あたりの蜂の数が多くなることでよく知られています。
蜂のサイズは大きくはありませんが、一抱えもあるような大きな巣を、軒下にいくつも作ることがあり、性格も獰猛で非常に危険です。
塗り替えや改装増築などの工事現場で屋根裏の通風孔から建物内部に巣をかけた例も多いです。高温が続く関西以西の地方では、11月頃まで活動した例があります。
アシナガバチ
足場解体や、 資材置き場の足場を運搬しようとしたら、狭い隙間に巣をかけていて被害に遭う可能性があるのがこちら。
名前の通り長い足をぶら下げて飛んでいるところを見かけることが多い蜂です。
性格はさほど獰猛ではありませんが、突然近づいたり巣をたたく等で驚かせると、襲ってくることがあります。巣
そのもは小さいかわり、ちょっとした庇の下、植え込み、古タイヤやビニールシートの下など狭い場所でも営巣するので 遭遇率が高いのです。
関東では9月以降、それまでの巣から新しい場所へ引っ越しをするため、要注意です。
気温が高いと行動が凶暴化
気温が極端に高くなると、ハチもイライラして凶暴化することが知られています。ちょっとしたきっかけで突然襲ってくる可能性も!
特に、キイロスズメバチは 黒い服に反応して突然息吸うで襲いかかってきた例が多く報告されています
また、スマホのカメラに搭載されている赤外線にも強く反応します。
迂闊に巣の写真を撮ろう!のてカメラを向けた途端、 集団で襲ってくる危険があるので安易に近づかない方が安心です
刺されてしまったら・・・自分で運転して病院は NG!
万一刺されてしまったら
①針が残っている場合は取り除く。
②毒をなるべく絞り出して洗う(口で吸い出さない)
③患部を冷やす
④病院まで足を高くして移動(救急車を待つ間、足を高くして寝かせる)
蜂に刺されたのが初めてでも、 必ず一度病院を受診しておきましょう。蜂の毒は急性反応と晩発性反応の2種類があり 、刺されてから半日以上過ぎて症状が出ることもあります。
抗アレルギー剤の服用や点滴をしておけば症状を抑えることができます。
自分で運転して受診は絶対しないようにしましょう。運転中に呼吸困難や意識がなくなり、交通事故を起こす恐れがあります。
たかが蜂と思わず、 早めに治療を受けることを心がけてください。
友達にも鳶の事を教える。