足をたかーく上げたとたんに、ビキっ!
「いててて!!」っと、太もも裏やふくらはぎにくるこむら返り。
気のせいか、夏に多い気がしませんか?実はこれって、立派な原因があります。
さらにこむら返りは怖い「アレ」の予兆であることも!
とび職人の憎いアイツ、こむら返りの原因と対策についてまとめます。
そうだったのか!こむら返りが起こる原因
こむら返りは「アシがツった」とも言われる症状です。100メートルダッシュだとか、急劇で激しい運動をしたり、準備運動不足のままプールに飛び込んで泳ぎ出した直後などに、コレに見舞われて痛い思いをした経験ありませんか?
このイターイ症状の正体は、筋肉のけいれんによる強い収縮。
ツってる場所を触ると固く感じるのは、その部分が縮んでいるせいだといわれます。
こむら、とはふくらはぎの別名で、この症状がふくらはぎに起こることが多いせいですが、実は、症状そのものは体のどこでも起こります。
足の裏や指、太もも、胸、肩、二の腕などで起こることもあります。
原因は、ミネラル不足が最も重大で、カルシウム、カリウム、マグネシウムの不足が引き金になります。
カルシウムとカリウムは筋肉の動きを滑らかにする働きをもち、その調整をするのがマグネシウムで、特にマグネシウムの不足はこむら返りを起こしやすくする原因です。
こむら返りが夏に多いのは怖い「アレ」との関係だった!
体のミネラル不足は、「多量の汗をかいて、ミネラルが補給されない」ことで発生します。夏にこむら返りが多いのは、コレが原因。
こむら返りの原因は、熱中症の原因とまったく同じ。
つまり、こむら返りが起こる状況は、脱水症や熱中症の予兆であることも多いんだそうです。
また、冷えによる血行不良でも起こりやすくなるため、「扇風機の風をふくらはぎに当てて寝た」なんてのもこむら返りの原因になります。
若い人で眠っている間のこむら返りが起こるのは、こっちの原因を疑ってみましょう。
このほか、加齢でも起こりやすくなったり、女性の場合は、妊娠中の発生頻度が高い特徴もあるそうです。
予防と対策には「ミネラル補給」を!
夏のこむら返り予防は、なんといってもミネラル分の補給が一番です。
スポーツドリンクを定期的に飲むほか、意外と有効なのが、「梅干しと大根おろし」を食べること。
トマトや海藻類もカリウムをはじめとしたミネラル豊富でオススメです。
起こってしまったときの応急措置は、
・痛む部分をゆっくり伸ばすストレッチ
・太もも裏などの場合は、痛む部分をさすりながら圧しほぐすマッサージ
などで異常に収縮した筋肉をほぐすことで早く収まることがあります。
こむら返りそのものは危険な病気ではありませんが、胸の筋肉で起こると、狭心症や心筋梗塞と区別がつきづらいことがあります。
また、頻繁に起こると熱中症や脱水症、そのほかの病気が隠れている恐れもあります。あまり続くようなら受診してみましょう。
友達にも鳶の事を教える。