なんか、手と足と、口の中にブツブツができた。水ぶくれ?
「微熱かな?と思ったけど、そんなでもない。」
大したことなさそう・・・と思ったら、激痛!???
こどもに流行している手足口病、子どもの病気だと甘く見ると、とんでもない!
命にはかかわらない代わりに、大変な辛い思いをさせられることになりかねません。
全国的に流行が警戒レベルになっている手足口病について、症状、かかったときの対処、予防方法についてまとめました。
夏に流行を繰り返す手足口病とは?
手足口病、なんて面白い名前だし、怖い病気のイメージはすくないですね。
名前の由来は、「手と、足と、口に水泡ができる」という特徴的な症状からきています。
手足口病はウィルスが原因の感染症で、例年夏に流行します。
1年おきに流行する傾向があって、2019年も「警戒レベル」の大流行に突入した都道府県がいくつもありました。
9月に入りさすがにピークは過ぎたようですが、まだまだ油断はできません。
手足口病は5歳未満の子供に多い病気。
最初、虫刺されのような赤い発疹が手足にでき、同時期に口の中の粘膜にも口内炎がたくさんできます。
発疹が出始めの頃に発熱する人もいますが、さほど高くなく、「夏風邪かな?」で終わってしまいます。
手足の発疹はてのひらや足の裏にもでき、痒みがでることもあります。
最初は赤いのですが、そのうち水ぶくれになってきます。
原因はいくつかのウィルス感染によるもので、特効薬はなく、対症療法で自然に治るのを待ちます。
ほとんどの場合1週間くらいで元気になります。
大人がかかると重症化することも!
「子どもの病気でしょ?大人はかからないんじゃないの?」
と思っていたら大間違い!
大人もかかるんです!しかも、コレが結構ツライ!!
口の中の口内炎は潰れて「かいよう」になります。このため、
「食べ物、飲み物がしみて劇痛で食事ができない!」
「口の中痛くて、痛くて、しゃべるのも辛いし、よく眠れないほどだった。」
といった症状のほか40度近い高熱や、髄膜炎、小脳失調症などの深刻な病気を併発することもあります。
「なんだかだるい、風邪かな?口内炎もできてるみたい。」と思ったら、一度受診しましょう。
予防の基本はインフルエンザと同じ
手足口病はウィルス感染症なので、かかってしまうと治るまで待つしかありません。かかる前に予防するほうが安心です。
予防方法はインフルエンザと基本的には同じ。ウィルスは患者のくしゃみ、唾液で感染します。
・人の多い場所ではマスク着用
・家族に患者が出たときは、食事は個別に盛り付けて、唾液からの感染を避ける
・手洗いうがいをこまめにして、ウィルスが取り込まれるのを予防する
流行のピークはまだしばらく続きそうです。
適度な休息と栄養補給をしつつ、かかったかな?と思ったら早めに受診して治療をうけましょう!
友達にも鳶の事を教える。