今回はアンケート結果第2段!今回も鳶職人の皆様に協力していただいた「高所」に関するアンケート結果を発表致します!鳶と高所の関係は切っても切れないもの。高所について鳶職人の皆様はどのようにお考えでしょうか!
「高所」…鳶職人にとっての永遠のテーマ…。
鳶職人の「鳶」と名前がついているものの、人間は翼を持たない哺乳類…。
特に海外の方々は日本を観光で訪れた際、高所で作業をしている鳶職人の姿を見て現代の忍者だと思うこともあるそう。
その姿に大きく感動するそうなのですが、そう思われてしまうところも辛いところではあります。笑
憶測は様々、キリがないですがどのような答えが飛び出すのでしょうか…!
それでは見て行きましょう!
■最初は「高所は怖いですか?」という質問!結果は…!?(100人回答)
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・怖い 43票
・怖くない 30票
・怖かったが克服した 21票
・怖くなかったが怖くなった 4票
・その他 2票
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高所は怖いという方が多かった!
ふむ。結果は「怖い」という意見が最も多く全体の40%ほど。
怖くないという方も30%。克服した!という方も多いですね。
「怖くなかったが怖くなった…」という方もチラホラ。トラウマ的なことがあったのかもしれませんね。
中には【気の持ちよう】といった「心頭滅却すれば火もまた涼し」…無念無想の境地的のような回答もいただきました。ある意味こういった高いメンタリティを保つための自己暗示法は大事ですね。
鳶職人の世界に限らず、時に大きな危険が伴うプロスポーツの世界においても大きな成果を出す人はこういった心のケアを怠らないと言われています。
それでは鳶の私たちが高所に怖さを覚える“ワケ”とは一体・・・
■「怖い」と回答した方のその理由について。
(こちらはオープン回答です)
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・高い所が苦手だから
・落ちた時のことを考えると怖い
・理由もなにも、怖いものは怖い
・恐怖心を持っていないと危険余地が疎かになりそう」
・慣れが一番ダメだと思う
・一回落ちそうになったから
・その他
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【高い所が苦手】【落ちた時のことを考えると怖い】
という方はやはり多かったです。
高いところが苦手という方はおそらく、鳶職人の道を選ぶ際に大きな不安材料になったことでしょう。
他にも怖くて動悸がする等、様々な回答がありましたがすべて高いところが苦手というニュアンスのものでした。
怖いのはもちろんだけど、だからこそ安全第一の仕事ができている!というニュアンスの回答も多くありました。
恐怖心を逆転の発想で自分の中に落としこみができている素晴らしい回答。
【怖さを感じないものは鳶失格】というストイックで力強い回答も。
■一方で高所は怖くない!という方の理由は?
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怖くない理由は?
・高い所が得意だから(でも危機感を持って常に作業してます)
・そんなのは慣れ
・怖くないから
・仕事だから
・まだ足場を理解していないため何が怖いか分からない
・足場を信用してるから大丈夫
・職長がびびっていたら他の人間もびびるので怖くても怖いと思わないように心掛けています
・その他
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勇ましい回答…!個人の感覚ではありますが、やはり中には高所は最初から怖くないという方もいらっしゃるよう。
ただ、「怖くないと思うようにしている」というニュアンスが含まれた回答も多かったです。
自分がビビっていると部下や他の人達もビビるようになるので怖いと思わないようにしている!
という回答も。
周りへの気配り心配りから来る素晴らしい意見ですね。
「高所が怖いor怖くない」だけではなくて、「怖いからどうするか、怖くないからどうするか…!?」
自分の中でうまく昇華させて現場に活かしていくのかが良い鳶職人になる秘訣なのかもしれません。
次回はこちらのアンケート結果の後半をお届け致します!乞うご期待!!
友達にも鳶の事を教える。