―――今回の写真は、とある小学校内の体育館に架かった大規模なステージ足場だ。広大な体育館の一面に広がる柱と手すりの数々は、まるで校庭にあるジャングルジムを思わせる光景である。
室内の天井周辺の設備に手を付ける場合、通常の足場では作業範囲が限られてしまう。一部分だけを触るならば問題ないが、全域を整備するとなれば明らかに力不足だ。そんな時に活躍するのがこのステージ足場だろう。敷き詰められた大量のアンチの上を、悠々と歩いて作業を行う。普段の足場作業に慣れていれば慣れているほど、不思議な感覚に違いない。
友達にも鳶の事を教える。