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鳶だからこそ、本当に気をつけよう糖尿病! 第一回

突然ですが、皆さんは「糖尿病」ってご存知ですか?

名前だけは聞いたことはある!という人はそこそこいるとは思いますが、どういった病気なのかと聞かれるとなかなか答えられる人はいないのではないでしょうか。
実はこの糖尿病、様々な危険症状を引き起こすだけでなく、日本人のなんと約5人に1人がその予備軍と言われている恐ろしい病気なのです!今回はそんな知っているようで知らない、現在日本の国民病とまで言われている「糖尿病」について解説していきます。不健康気味な生活を送っている自覚のある職さんは必見ですよ・・・!

もはや国民病!?糖尿病ってどんな病気?

糖尿病と言う病気を物凄く噛み砕いて説明すると
「血液内の糖分が高くなりすぎて、尿として排出される」と言う病気で、
「幼少期の病気が原因で膵臓でのインスリンが作れない」I型糖尿病と
「生活習慣などが原因で膵臓が疲れて、インスリン効率が悪化している」II型糖尿病とがあります。

月次の血糖値指標であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6.0以上、
随時血糖値が200mg/dL以上、空腹時血糖値が126mg/dl以上、この数値を超えると糖尿病と診断されます。
また、それに近い数値の場合は糖尿病予備軍と診断されます。

糖尿病単体では、I型では日常的なインスリン注射が必要になりますが、
II型はなり初めの場合や、若者の場合では、薬や運動、食習慣の見直しでの血糖値改善など
II型では多岐にわたる血糖値を下げる治療法が存在しており、現在では治療の為のお薬なども色々な種類が開発されています。

予備軍の場合は「血糖値が高くなる前に食習慣などのコントロールをする」ことで日常的にコントロールできますが、
昔と比べて、糖尿病患者になってもコントロールが簡易になった病気ではありますが、やはり恐ろしい病気です。

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鳶で一番危ない症状なのが「現場での低血糖症状」で、
低血糖症状による計算能力の低下や、動悸、冷や汗など、現場でのヒヤリハットに繋がりかねない症状が出る事や、
最悪では昏倒などで作業中に倒れてしまう事もあります、
足場扱い中での低血糖症状は死亡事故に繋がりかねないので、特に注意が必要です。

そして、現場だけではなく、治療を怠っていたり、発覚が遅れた場合などでは
糖尿病合併症が発症してしまい、糖尿病網膜症による視力低下などが発生し、
鳶職の場合では、視力低下などで現場での作業がやりづらくなる事もあります。

さらには合併症により、痛覚の自覚能力の低下により怪我などに気づかなくなったり、再生力の低下での壊死による足の切断などもある上に
治療を怠っている場合、血糖値が高い状態で事故に巻き込まれた場合では、
血糖値の値によっては薬が使えないなどで病院での治療が遅れるケースもあり、
現場仕事メインである鳶だからこそ、なってしまう前には十二分に気をつけたい病気です。

ここまでのまとめ

以上が、糖尿病という病気の解説になります。現代ではコントロールが可能な病気にまでなってはいるのですが、身体に現れるまでは自覚症状が一切ない、と言う病気なので、自覚症状が出てからだとかなり治療が大変になるケースもあります。一度発症すると長いお付き合いをすることになってしまう病気でもあるので、出来る限り早い段階から予防を心がけるべきでしょう。
では、具体的に何をすればいいのか?といったことを次回お話ししましょう。こうご期待!

友達にも鳶の事を教える。

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