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冷たいのは空気だけじゃない!?これだけは気を付けたい運転中の雪対策!

冬の現場への移動で心配なのが、雪道のドライブです。

雪国で毎年しっかり対策している地域は別として、雪になれていない地域から豪雪、積雪地域へワタリで行ったりすると、戸惑うのではないでしょうか。そんな時のために、運転中の雪対策を知っておくと安心です。

天気予報チェック!降雪地域はスタッドレスに履き替えて

雷雨やゲリラ豪雨と違って、雪の場合、天気予報はそこそこ信頼できる情報です。
雪が多い地方で仕事があるときは、天気予報チェックは基本のキホン。新聞やテレビのニュースもそれなりに信頼できます。

最も情報が早くて狭い地域の予報も充実しているのは、やっぱりスマホアプリの天気予報です。
「Yahoo天気」と一緒に、「Yahoo防災速報」も入れておくと、地震や豪雨の警報も早目に届いて安心です。

インターネット環境がある場合は、気象庁の積雪情報やウェザーニュースなども便利です。
山間地では、天気予報が曇りや雨でも、上の方は雪ということがあります。狭いエリアの天気図が見られるアプリの方が信頼性が高いです。

車の方も、早めのスタッドレス交換が安心・安全。12月の早朝の気温が0度付近になる地域では、「霜が降りたら履き替える」のがお約束です。雪が降らなくても、強い霜でスリップ事故に遭う場合もあります。

自分で履き替えができる人はいいですが、スタンド等でやってもらう場合は、天気予報が雪になると履き替え希望者が殺到して順番待ちで数時間かかるケースもあります。
降ってからあわててスタンドに向かう途中でスリップ事故に遭う可能性もあります。
早目、早目の対策が結果的に予防効果が最大ということです。

雪道の運転はなんでも「急」は厳禁!

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積雪後に車を走らせる時は、なんでも「急」がつく動作は絶対ダメです。

・急ハンドル

・急ブレーキ

・急加速

どれもタイヤがスリップして、車が思わぬ方向に向いてしまい、コントロールができなくなる危険があります。ゆっくり走れば急ブレーキ、急ハンドルは自動的に避けられます。積載物が多いと、下り坂は特にスリップの危険があるので、足場運搬時の積み過ぎには厳重注意しましょう。

雪にタイヤがはまり込む「スタック」は、アクセルを吹かすほど空転して余計にはまり込みます。こういうときは滑り止めとなる砂などを撒くか、スコップで雪を取り除いて、静かにゆっくりバックしましょう。車が選べるなら4WD、またはFFがベター。FR車は雪道には弱いです。

町鳶さんなら「木灰」を少量軽トラに

雪が積もった時に意外と役に立つのが、材木などを燃やした時にでる「草木灰」です。草木灰の主成分は、石灰とカリウム。しかも水溶性のカリウムを多く含みます。道路の凍結解消に利用される「塩化カリウム」と同じく、融雪剤として利用できるんです。町鳶なら大工の焚火が消えた後から少し分けてもらっておくと、スタックした時タイヤの周りにちょっと撒いて待つだけで脱出できることも。

塩化カリウムと違って、塩分を含まず、天然成分だから地球にやさしい(しかも、現場で無料でゲットできて、財布にも優しい!)と、メリット大です。

まとめ

とにかく雪や、雪が降った後の凍った路面は危険です!
よく雪が降る地域はもちろんのこと、1月下旬から2月にかけて最も寒い時期となる関東地方在住の鳶職人たちも、これからの時期は最も雪が降りやすい季節ですので気を付けなければならないでしょう。

朝起きて雪が降っているのをみて「げっ!?」とならないためにも、いざというときの準備と対策はしっかり覚えておいた方がいいですよ!

友達にも鳶の事を教える。

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