春の雨、梅雨時、秋雨と、雨の多い日本では、鳶も時々はレインウェアが必要になります。
鳶のためのレインウェアもデザインが独特!今回は鳶のためのレインウェアについてまとめます。
鳶が着るから鳶合羽!
あちこちで入学式が行われる頃は桜も花盛り。でもせっかく咲いたと思ったら、雨になって道路を桜色に染めて散る花びら。
桜雨と言われるこの季節は、種まきをした野菜が芽を出す時期でもあります。そんな時期の鳶が着るレインウェアは、「鳶合羽」!これに限りますね!
関東鳶の「黒豹」鳶合羽が一番人気のようです。あちこちの通販サイトで必ず取り扱いがあるブランドです。
次に価格は、建設業界の流通価格を掲載しているサイトモノタロウで見ると、販売価格は5000~7000円くらいの範囲が相場のようです。
一般のレインコートや、ホムセンで購入できる作業用レインコートと比べると、ずいぶん割高感がありますね。だけど値段にはそれなりのいみがあるんですよ。
鳶合羽と一般のレインウェアの違いはデザイン
鳶合羽が他の一般的建設業や農作業用のレインウェアと違うのは、
・ボトムスのシルエット
・フードのデザイン
この2つが他の建設業向け合羽と違います。
ボトムスは、ニッカボッカに合わせて膨らんだデザインになっていて、鳶服と同じようなシルエットに仕立てられています。普通のレインウェアではボトムスはやや太めのストレートパンツになっていることが多いですから、ニッカボッカのデザインではスムーズに脱ぎ着ができません。鳶合羽はそこのところをしっかり考えたデザインになっています。
鳶職人は足回りの動きが妨げられないことがとても大切です。キツキツ・ぱっつんぱっつんな雨具では危険性が高くなってしまうということなのでしょう。
濡れた合羽はアフターケアを忘れずに!
雨に濡れて仕事をすると普段以上につかれます。帰投してひと風呂浴びたらもうすぐ寝たい!となってしまうことも多いです。
でも!雨降りシーズンは連続してパラパラと雨降りが続くことが多いのがお約束です。
合羽も濡らしたままにすると、翌日ぐちょぐちょのクサイものにそでを通す羽目に!使った後のアフターケアも大事ですね。
合羽は家に帰ったら、雨のかからない場所(室内はNG)で広げて、できるだけ乾かしてしておくようにしましょう。
マンションなどで場所がない時は、風呂場に吊るして換気扇を回しておくといいでしょう(洗濯物も同じ方法でかなり乾きます)
友達にも鳶の事を教える。