もうすぐ確定申告締め切り間近!個人事業主の皆さんはてんてこ舞いになっていることでしょう。
特に複式簿記で青色申告をしている人は、最大65万の特別控除を利用するためには、何が何でも15日までに提出しなければなりません。
もし、15日中に提出できなかったら、青色申告は利用できないことに!所得税の金額がババン!!と増大!がっつり請求されることになります。
だけどもう時間がないし申告の準備してる暇がないよ!・・・そういう時の緊急で対処できる最後の手段をお教えします!
最後の手段その1!帳簿が着いてないなら取れるものだけ取って速攻提出するべし!
青色申告書の一番のメリットは最大65万円まで取ることのできる、青色申告特別控除の制度です。
その代わり、65万を利用するために、貸借対照表と損益計算書を含む、「青色申告決算報告書」を完成させなければいけないというルールがあり、複式簿記の記帳が義務付けられています。
問題は、「一年分もの記帳を全部丁寧に書くことが、たぶん無理!!」という部分。
特に、これまで会計とご縁がない人生を過ごしてきた一人親方が、いきなり「記帳!!」なんて言われたって、できなくても仕方ありません。
何が何でも青色申告で出したい!という場合は、65万はいったん諦めて、青色申告特別控除10万だけでも確保するのが最も簡単な方法です。
青色申告10万円の場合は、現金出納帳家計簿と同じような簡易簿記で決算報告書も抜けがあってもオッケーです。
とにかく経費のレシートをかき集めて分類しそれぞれの合計金額を出して分かる範囲で書き込んで出してしまいましょう。
その場合一旦は納税しなければなりませんが、後日、更正の請求で残った経費を計算しなおして、取り返すという方法をとることができます。
「徹夜で記帳してもいいから65万!」という親方は、今すぐ書店にぶっ飛んで行って『フリーランスのための超簡単!青色申告』を購入してきましょう!
この本の付録ソフトは青色申告を3日で片付けられるが売り。ダウンロードして利用することができるようになっています。
入力しなければいけないことは変わりはないのですが、一般の有名な会計ソフトと比べると価格も安く、操作も簡単で動作が軽いのが魅力です。
おまけソフトは有効期限は1年となっているので、2年目以降も利用したい場合はサイトから有料版を購入することができるようになっています。
最後の手段その2!扶養を動かして奥さんの給料で経費を積み増しする
親方は、普段奥さんに渡している生活費の一部が給与だという認識はありますか?もし奥様を青色申告専従者にしているんだったら、これを利用しない手はありません!
奥さんに払っている給料を、ギリギリいっぱいの金額まで引き上げて、奥さんに所得税は発生しないけれど市民税はかかる範囲内に収めればいいんです。
もしお子さんがいるのであれば、奥様の方に扶養を一人つけることで、年額100万円程度までは所得税を払わないで専従者給与を払ったという計算にできます。
月給8万、春、夏2万ずつボーナスをプラスすると、きっちり100万円の年収にできます。
月々奥さんに生活費として毎月8万円以上渡しているなら、生活費の中の給与の割合が高くなっただけで、渡す金額の総額を変える必要もありません。
専従者給与でも、受け取っている以上は奥様にも確定申告の義務が生じます。そこで、奥様の給与の金額で上手に経費を増やすことで、青色申告10万でも、経費の金額を無理なく高くすることができます。
最後の最後の手段!15日の5時ギリギリまでに郵便局窓口に持ち込む!
青色申告の提出は最寄りの臨時窓口ではなく、本局が設置する窓口でなければ NG!なんてところが結構多いですね。この対応のために、確定申告は郵便で送る提出方法も認められています。
そこで!最後の最後、ぎりぎりまで悪あがきして、15日当日の夕方5時までに郵便局の窓口で消印を押してもらう方法で、本当にギリギリまで提出時間を伸ばすことができます
やらなければいけない作業そのものは同じですが、提出までの時間をほんのちょっとだけ長くすることが可能になりますので 、最後の最後まで粘ってみたい親方には、この方法も検討に入れておくとよいでしょう。
ただし!!この場合は書類に不備があると受付ができなくなってしまいます。
全ての書面を確実に提出できる自信がない場合は、税務署の窓口で確認してもらいながら、提出する方が安全です。
確定申告期限まであと2日と少し!皆さん頑張ってください!
友達にも鳶の事を教える。