夏になるといつも手がかゆくなる!
てのひら、指などに赤いブツブツや水ぶくれができる。皮がむけて、細かい破片が出る・・・
そして、かゆい!!
こんな症状に悩まされている鳶職人いませんか?
夏の手の痒みや湿疹の原因・対策をみていきましょう!
手にできる湿疹にも種類がある!
夏になると手にできるブツブツ、痒くて厄介なコレにもいくつかの種類があります。
・主婦湿疹
・汗疱(かんせん)
・蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
・手白癬
主婦湿疹は名前の通り女性に多く、家事で使われる洗剤などの刺激で起こるもので、中にはアレルギー性の湿疹の場合もあります。
手白癬は「手にできる水虫」のことで、原因になるのは白癬菌=水虫菌です。これは皮膚科で治療が必要な症状であり、足や爪などほかの場所にも水虫ができていることがほとんどです。この場合は、きちんと治療しないと、なんども症状がぶり返します。
少し面倒なのが「汗疱」とよばれる湿疹です。次章で詳しくご紹介します。
体質?アレルギー?詳しいことが分かっていない手湿疹たち
手湿疹の中には、痒みやブツブツ、水ぶくれや手の皮が剥けてはがれる症状をくりかえすのに、原因が全く分からないものもあります。
汗疱と蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が、それ。
両方とも、小さな水膨れが手のひらにたくさんできて、やがて破れて皮がむける、発症するときにかゆみや痛みが出ることもある症状が特徴です。
蹠膿疱症は手のひらの手首に近い部分だけに症状が出るため、汗疱と別の病気と診断する皮膚科もありますが、はっきりわかっていません。
汗疱は発症の時だけは痒みがありますが、皮がむけてしまえばその後はなんともなく、特になにもしなくても1か月ほどで自然と治ります。
多くの場合、数年間繰り返して症状が現れるのに原因がはっきりしないため、根本的な治療方法がなく、毎年くりかえして現れることが多いのだそうです。蹠膿疱症は細菌感染が疑われる場合もあるそうです。
症状が酷い人では、洗剤などの刺激によって主婦湿疹を併発させて、手の皮だけボロボロになってしまうこともあるそうです。
手湿疹かな?と思ったら早めに皮膚科へGO!
手湿疹になったときにつらいのは、強い痒みと水ぶくれです。毎年繰り返すケースも多いのですが、その分、対症療法は進歩しているのも事実。なったかな?と思った段階で受診すれば、症状を軽いうちに収めることができるようになっています。
ステロイド剤や病気によっては抗生物質が有効なこともあり、ここはプロに任せた方が安心!
怪しいな?というときは、早めの受診をオススメします。
友達にも鳶の事を教える。