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【鳶と道具】作業服はどのくらいの間隔で買い換えるのがベター?

令和2年がスタートし、早くも1か月が経とうとしていますね

気持ちも新たに、初売りで作業服や安全靴をゲットした職人もいるのでは?
作業服の買い替えは、会社から支給されている以外、自前になりますよね。

現場作業には欠かせない作業服、破れていなくても頻繁に買い換える?
それとも、そこまで 頻繁でなくても、直してでも使う?
作業服の買い替えについての 話題をまとめてみました

作業服の「カッコよさ」とは!?

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現場の華と言われる鳶職人は、建設作業員の中でも断トツにおしゃれな人が多いと言われていますね。
では「作業服に求められるカッコよさ」ってどんなものなんでしょうか?

筆者が新人の作業員として建設現場で働いていた時の話です。
親方からジーパンOKと言われて両膝に穴が開いたズボンを、市販の補修パッチで直して現場に行ったらところ、「お前それはやべえよ・・・」と注意されてしまったことがあります。

当時は金に困っていて、新しい服を買うゆとりがなかったこともありますが、それまでオフィスワーカーだった筆者は「作業服=汚れても破れても構わない服」程度の認識しかなかったことが大きいと思いますね。

南の地域だったので、職人さんたちは毎日汗びっしょり。
洗濯を重ねた服は見た目もよれっとしていて 失礼ながら高級衣料には見えなかったんです。

ところが親方は

「 個人のお宅にお邪魔して仕事をする「町方」の場合、 貧乏くさい服装は 会社の信用を落とす場合もある。」

と言って、作業ズボンを一本購入してくれました。

町鳶の場合は、制服を自分で決めて、3着程度を着回すように用意した方が良いと思います。
会社によっては指定のお店で ズボンなどを買ってくるようにお金をくださる時もあります。

破れた服は絶対 NG なの? 補修の裏技

鳶をはじめ、建設業では、どうしても服が破れる 可能性は高くなります。
そこら中に金属の飛び出したものはあるし、動きも大きいですし、引っ掛けて破いてしまうということは珍しくありません。

新人の場合は体裁きに不慣れですから、引っ掛けて破れ目を作ってしまうということは、結構多いと思います。
破れた服をそのまま着ていると、必ず先輩や親方から注意されます。なぜかと言うと、見た目よりも安全のためです。

破れ目があると、引っかかって転ぶ、転落するなどの危険につながります。
だから作業服が破れたら即買い換えという親方もいます。

短期間しか着ていないのにもったいないし、補修はだめなのか?と言うとそういうわけではありません。
ただし、作業服の補修は、ほとんど元通りに近いハイスキルを要求されます。
糸や布の端っこがピラピラしているような素人の直しではNG ということに
特に、鳶はおしゃれな方が多いので、破れた服を着る職人はほとんど見かけませんね。

補修は作業服リペアの専門店に持ち込む

そうは言っても購入して間もないい鳶服を破いてしまうと、「高かったのに!」と、悔しさというのも格別ですよね。
そういう時は、作業服リペアの専門店や、個人でリペアをやってくれている人にお願いして直してもらうという方法があります。

ちょっとしたかぎ裂きであれば、そんなに費用も高くはありません。
破れ目は破れたまま着ていると、どんどん大きくなります。早めにプロに持ち込んで、直してもらう方が経済的すね。

作業服は職人のこだわりポイントのひとつ。良い仕事のためにも、気持ちよく着られるようにしたいものですね。

友達にも鳶の事を教える。

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