平ボディートラックに足場を満載して現場へ急行!・・・のつもりが、途中で荷崩れ!!
こんな事故を起こしてしまったら、会社にも顧客にも迷惑がかかります。現場は遅れるし、荷崩れで落してしまった足場も傷めてしまうおそれが。
足場運搬時の荷崩れを防ぐポイントを知っておきましょう。
荷崩れ一発事故の元!荷崩れは走っていても気づきにくい!
「荷崩れ」とは、トラックなどで資材を運搬する際、きちんと収めたはずの荷が、荷台からはみ出したり、転落してしまうことです。
例えば、こちらの動画では、
走りだした瞬間に荷物が大量に荷台からこぼれ落ちてしまっています。運転者は気づかず、後続車がクラクションを鳴らして呼び止めようとしています。
この動画では、単管か、排水用のVUパイプのような長い管が荷台から突き出している状態で走っています。このままだと、カーブに何か飛び出しているような時や、歩道に近づいた時など、引っかかって思わぬ事故につながりそうです。
ところで、どうして運転者は荷崩れに気づかないで走り続けてしまうのでしょうか?
実は、軽トラ、トラックでは荷崩れに運転者が気づくのはとても難しいものなんです。運転中はどうしても圧倒的に前にばかり注意が行きますから、荷台でよほど大きな音でもしない限りは、荷崩れしていても気がつくことができませんし、気づいたからと言って、すぐさま停車するのもなかなか難しいものです。
ですから、荷崩れは「防ぐ」のが最も効果的な対策と言えます。
積み過ぎで起こりやすい荷崩れ
足場運搬で多いのが「過積載による荷崩れ」です。
過積載をするとカーブを曲がる時、車体が正常以上に傾いてしまいます。左右の振れも大きくなるので、余計に荷崩れが起こりやすくなります。
こちらの動画のトラックは、最初から傾いてますね。曲がった拍子に荷のバランスが崩れて荷台から倒壊・・・シャレになりません。
こちらは高速道路で荷崩れを起こした様子。後続車両にぶつかったりすると、第二第三の被害も起こりかねません。
これらは積み過ぎが一番の原因ですから、まずは重量制限を守って積み過ぎないことが予防になります。
少量の荷なら「結束」をしっかりと!
リフォームなどで小規模な足場を組む時、ハンパ資材を軽トラで運ぶ時、「めんどくさいから…」といい加減に縛った状態は荷崩れを起こすモトになります。しっかりと「締め込み」をしないとマズイですね。締め込みにも色々なコツがあります。詳しくは別記事でお送りします!
友達にも鳶の事を教える。