公共工事をゲットしたいなら避けて通れないのが「入札」ですね!
ネットオークションの広まりで、入札って言葉もすっかり一般的になりました。
以前は公共工事の談合がニュースになる時に聞く程度、ってくらい、建設業界に関わりの深い仕組みです。
ネトオク同様、「落札できなかった!」となると、とっても悔しい思いをしますよね。
それに、現実問題として仕事が取れなかった、という意味になるから、「次は何とか!」と考えるもの。
入札結果から学べることは多い!
落札できなかったときに考えることは「何が原因だったんだろう?」ではないでしょうか?
もちろん、直接的な原因は「金額が高すぎた」になりますが、同時に、
「どうやって、ウチより安く上げられるのか?」
は、他社の入札を細かく見ないと分からないことです。
よその会社がどうやって見積もりの金額をはじき出したのか?を知ることができれば、次回の入札のために重要な参考になります。
入札結果から学べることはとても多いのです。
「でもさ、落札とかって、見られるもんなの?」
っていう疑問を持つ人は、ちょっと勉強不足かも?
なぜなら、「公共工事の入札結果は原則公開されなければならない」、という決まりがあるからなんですね。
公共工事の入札結果は開示しなければならない行政文書!
公共工事に関わる入札の過程と落札結果は、公開すべき情報として、国土交通省が公開マニュアルを作成しています。
多くの地方自治体は、このマニュアルを基本にして公開する方式をとっているようです。
市役所公式ホームページなどから、落札価格や競合他社の入札状況、契約などの情報は見ることができるようになっています。
少し前まで公共工事は談合が大きな問題になり、ちょくちょくニュースになったりもしていました。
でも、公共工事は税金で行われる工事ですから、その情報は市民(つまり、工事費用を払うスポンサーの立場)が自由に見ることができるべき、という風潮が高まって、公開されるようになっていきました。
ネット時代の今、PDFで見られる自治体はどんどん増えているそうです。
全国の入札情報を一括検索できるサービスも!
今は何でもパソコン、スマホで検索できる時代!
世の中の変化を見据えて、全国の入札情報をネットで24時間いつでも検索できるサービスも登場しています。
入札情報サービスや、NJSS|入札情報速報サービスなどの民間の上方サービスだけでなく、国土交通省を始め、各地方自治体などもネット公開を行っています。
これから入札業務に携わるまえに、後学のために覗いてみると勉強になるかもしれませんね。
友達にも鳶の事を教える。