鳶職人には鳶装束とも言うべき文化がある!
ニッカボッカ、七分しかり!
西と東で異なる鳶ズボン、上着の特徴しかり!
関西の職人は、東京で仕事をする時もゴト着は関西仕様!
なんて話もありましたね。
ところで4月から拡大していく外国人労働者は鳶装束についてどんな印象を持つのか?
鳶装束をを実際に目にした外国人の反応をチェックしてみました!
ニッカボッカ・七分の評価は!?
まずは歴史ある鳶装束、ニッカボッカや七分などの「ダボダボパンツ」について。
結論から云うと、賛否両論の五分五分!という感じです。
「かっこいい!」という意見と、「本当は危ないんじゃないか?」というのに分かれています。
・ニンジャに似てる!
・股の可動範囲が広い、ちゃんと意味があるデザイン
などの意見に対して、
・高所でワイヤーを扱ったりする時に、ダボダボしている部分が引っかかるのでは?
といった反論も。
日本国内でもだんだん減ってきている伝統的鳶装束、一部ですが根強いファンもいて、最終的には日本と同じく「好みの問題」ということになるようです。
出身国のトレンドにも影響アリ?
鳶服の上着やパンツのデザインは、出身国のトレンドにも大きく左右されるところがあるようです。
特に近年はスキニーパンツが大流行ということもあって、日本だけでなくアジア各国は細身のズボンが主流。
だぼっとしたズボンはそれだけでダサいという印象を持つ人もいるかも?
一方で、ファッションとしてのスキニーと安全第一という視点では、やっぱり安全の方が優先されることには反対意見はない模様。
同じアジア圏でも、台湾や中国インドネシアなどでは細くて裾が短め、インドネシアなど暑い国では幅広く風通しがよいものが好まれるなど、地域差で印象も変わるという意見もありました。
制服には抵抗感がないの?
「会社に勤務している人が、全員同じデザインの服を着る」といった、制服文化は日本に特に強く残っているもの。
外国からやってきた人にしては受け入れられるものなのでしょうか?
実際に働いている外国人たちによると、
「職場のルールだと思えば当然で、特に抵抗感はない。」
「観光客としてみると不思議な感じはするけれど、嫌ではない。」
「自分も仲間入りをした!という気分になれたので、よかった。」
などなど、どちらかと言うと肯定的な意見が多く見られました。
実際に日本にやって来る前では、なんとなく不思議だなぁ?と思っていた人も少なくはないようではあります。
一方で、仕事をする上での一つのチェックポイント、通過儀礼だととらえて前向きにトライしてくれる人が多いようです。
気を付けたいのは「制服の着心地」。
体を締め付けて動きを妨げないことは安全面からも大切なことですから、フィット感だけは念入に確認しておくようにしましょう。
友達にも鳶の事を教える。