2022年4月から18歳が成人になりました
これまでは親の許可がなくてはできなかった、クレジットカードの契約や、カーローンなど大きな買い物をする時のローン契約も、自分でできるようになります。
NISA や株式投資、投資信託などの金融商品の契約も、これからは親権者の代行を必要としなくなるわけです。
やりやすく便利になる一方で責任も自分で背負わなきゃいけなくなります。
これらのお金に関する契約やルールは「失敗したときのペナルティが大きく、立ち直れないダメージをうけるリスク」があることが心配ですね。
そこで!成人になったワカトビが知っておきたい、「お金に関する契約の注意点」について、まとめてみます。
クレジットやローンの契約も自分でできる!収入に応じた「借金割合」を抑えるべし!
これまでは親の許可がなければ組めなかったローンや、本人名義のクレカも成人になれば自分で契約することができます。便利になる代わりに、契約者が自分になりますから、返済義務(責任)も自分で負うことになります。
ローンとクレカは別っしょ?へーきへーき!返せればいいってことには変わんないし!審査通ってるってことは大丈夫ってことだよね!
てな感覚でいると、気が付いたら借金がモリモリになっていて「返すのしんどい!!」ってことになりかねません。
カードローンやクレジットの審査は、収入金額に応じた返済能力の限界になってないか?を調べるものでしかないので、実際の生活費にいくらかかってるか?とか、いきなり会社が倒産したり、怪我や病気で仕事をやすまなければならなくなったりすることは考えられていないんです。
「ローンで車買ったのはいいけど、維持費がキツくてドライブデートもできない。」とか
「ゲーム課金でクレカ使い過ぎて、家賃払ったら食費が残んない・・・生活費借りないと暮らせない。」
なんてことにならないために、「収入に対する月々の返済金額を無理のない範囲にしておく」事が大事です。住宅ローンの場合、返済額は月収の25%から30%等と言われています。将来の大きな買い物や、奨学金返済などを含めて、月収の2割未満で収まるように計画しましょう。
株や投資信託は「貯金」ではなく「金融商品」リスクがあることを忘れるべからず!
ゼロ金利時代の今、家庭科の教科書にも「投資」が登場して、家計管理の方法が大幅に変化しています。ネット証券もたくさん登場して、いまは「一株から株式投資の体験ができる時代」になったといえそうです。子どもの名義で親が投資することも多いようで、ジュニアニーサなどの節税対策を利用している親御さんも多いと思います。とはいえ、未成年口座をみとめていないネット証券も多く、「使ってみたいけど、ダメなんだよなー」と残念に思っていた人もいるのではないでしょうか?
これまでは自分の口座を自分で管理できなかった株式の取引も、これからは、成人として口座開設から取引も自分の決定権で自由におこなうことができるようになります。
しかし!株式は預貯金と違って、元本の保証がされていません!儲かりそうだと思って投資したら、会社が倒産して株が紙屑になった!なんてことも、ない、とは言い切れないのが株式投資の怖さです。コロナ禍とウクライナ情勢で株式市場が大荒れの今、投資のリスクは低くありません。
FXや信用取引などのハイリスクハイリターン取引は、判断を誤ると、1回で高額の借金が発生することを知っておくようにしましょう。
成人してからの人生の方が長いんです。せっかく大人になったのだから、お金で失敗しないように、絞めるべきところはぴしっと行きましょうね。
友達にも鳶の事を教える。