アウトリガー【知って得する! 鳶用語辞典】
【読み方】 アウトリガー あうとりがー 【解説】 補強の一種。足場が建物から離れる方向に倒壊しないように、足場の外側に新たに支柱を立て、その支柱と足場とを緊結する補強を指す。建物側への倒壊を防ぐ補強措置、「壁ジャッキ」とセットで使われることが多い。 この補強が用いられるのは、「壁つなぎ」が使用できないような現場や、長いスパンの直線一面架け等、倒壊の危険性が通常より高い現場である。言わば壁つなぎの代役、或いは補助的な存在ではあるが、特にこの補強が最も効果を発揮する低層の足場においては、壁つなぎと遜色ない働きを見せてくれるだろう。 ちなみにアウトリガーの欠点としては、新たに支柱を立てる都合上、敷地内で場所を取ってしまい、時に作業の妨げになってしまうことが挙げられる。が、一方で目の前に堂々とそびえ立つその存在感が、「こいつが足場を支えているんだ」という確かな信頼感を生み、視覚的には壁つなぎ以上の安心を与えてくれる・・・という話があるとかないとか。 (画像参照:http://www.mikawa-kiko.co.jp/item_detail/1011/より) 関連ページ 『壁ジャッキ&ホルダー【知って得する!鳶用語辞典】』 『壁繋ぎ【知って得する! 鳶用語辞典】』