間違ってない?水虫対策の Yes No
梅雨時になったらなんだか足がムズムズ痒い・・・ 梅雨と同時に暴れ出す水虫に悩まされている職人、割りと多いですよね。 安全靴って意外とムレるようで、水虫の原因につながりやすいという人も。 「こういう時の対策は、アレだ!」なんて、毎年 あれこれやっているのに、同じ時期になるとぶり返して、例年お馴染みになっていませんか? それって、もしかして水虫について、間違った知識を実行してしまっているかも!? NGな水虫対策を調べてみました。 NG な対策その1・・・消毒すれば治る 「水虫なんてものは、カビやら細菌の仲間なんだから、消毒してしまえばスッキリ治るに決まってる!」 ・・・と、オキシドールだとか、アルコールだとか、市販の消毒液で一生懸命消毒してませんか? 消毒薬、染みますよね~。ピリピリした感触で治ったような気分になったり、一時的に水虫が良くなったように思う人も多いみたいです。 が、医学的にはあんまり効果がありません。 水虫は真菌、つまりカビの仲間です。消毒の効果が大きいのは「細菌」なので、カビの仲間である水虫には効果があまりないんです。 薬で治すなら「抗菌剤」を利用しなくては効果は上がりません。 NG な対策その2・・・爪水虫は塗り薬で治る 水虫の菌が爪に棲み着くことで起こるのが爪水虫です。 爪が白く濁ってボロボロになり、分厚くもろく欠けすくなる、爪が変形するなどの症状が起こります。 皮膚の水虫と比べると治りにくく、厄介なものです。 「爪水虫も、皮膚の水虫と同じ菌なんだから、薬を塗ってりゃ治るだろう。」なんて、せっせと爪に市販の塗り薬を塗っていませんか」 残念ながら、爪水虫は塗り薬では治りません。 皮膚の表面についた水虫菌は塗り薬が浸透することで退治できますが、爪水虫にはほとんど効かないので、 内服薬で体の中から治す方法が治療のメインになっています。 爪の場合は、薬が十分中に入り込んで行かないため、菌に届かず、薬を塗っただけでは治らないのです。 水虫の症状はじゅくじゅくして 水ぶくれができるだけじゃない!? 水虫と言われると、 ・かゆみ ・水ぶくれ ・ジュクジュクした肌の病変(かいよう)が主症状 だけど、「これ以外の症状は水虫ではない」と誤解している人が、かなり多いそうです。 また「水虫ができるのは手足だけ」という誤解も多いそうです。 水虫は特定の菌が感染して主に体の表面に病気を起こすものですが、粘膜の部分についたり、頭やその他の場所に つく場合もあります。 カンジタなど、水虫菌の仲間で よく似た症状を起こすけれども違う病気という場合もあります。 見分けが難しいこともあるので、素人診断に任せず、早めに皮膚科を受診した方が確実に退治できるもののようです。